どんな電車・鉄道スポット?
青森県の電車・鉄道スポット「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(せいかんれんらくせんめもりあるしっぷはっこうだまる)」は、「鉄道の博物館・科学館」です。青函トンネル開通まで青森駅と函館駅を結んだ青函連絡船の資料、ゆかりのある鉄道車両などが収蔵、展示されています。
おすすめポイント
- 本物の青函連絡船を使用
- 「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」は、実際に1988年(昭和63)年まで、青森駅と函館駅を結んだ青函連絡船「八甲田丸」を使った展示施設。「鉄道」と「船」、両方の見学を一度に楽しめます。
- 線路がある船
- 青函連絡船の船内には線路が敷かれており、青森駅と函館駅で、船内の線路と地上の線路が“連結”。貨車などが青函連絡船に載って、本州と北海道のあいだを行き来しました。その様子を、船内で見ることができます。
- 船内に鉄道車両を展示
- 「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」船内の線路には、かつて北海道で活躍したキハ82系特急形ディーゼルカー、DD16形ディーゼル機関車、郵便・荷物車のスユニ50形などが展示されています。
子供と行ってみた
情報は記事掲載時のものです。変更の場合があります。
「車両はどこ?」
「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の船内に入り、エリアを進むたび、息子(当時5歳)は何度もそう言いました。
船内に入る前、その青森駅側にある線路が敷かれた可動橋で私が息子に言ったことが、強く印象に残っていたようです。
「この橋の線路は、船と連結できるようになっていて、昔は駅から船の中へ、この線路を通って貨車とかが載せられて、北海道に行ったんだよ」
「だからあの船は、船なのに中には線路があって、いまも車両が載せられているんだよ」
「鉄道車両が載っている船」に興味を持ったからか、シンプルに鉄道車両が見たいだけだったかは分かりませんが、「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」船内では、入ってから「車両はどこ?」が幾度もくり返されました。
正直、船内に入ってからしばらくの展示内容は、青函連絡船がにぎやかだった時代の再現や、資料が多かったこともあるでしょう。
それでも息子は、ブリッジで鐘をならしたり、スクリューの模型を動かすなどして楽しんでいましたが、目の輝きはそのあと、エレベーターに乗って車両甲板に到着したとき、最大になります。
船の中に線路があり、そこには待望の車両たち。しかもその先には、子供が大好きなポイントも設置されていました。
「車両が駅から橋を通って、船のここから入ってきて、このポイントをこっちに曲がって……」と、身振り手振りを交えながら、なにやら楽しそうな息子です。
場所・アクセス・料金
- 場所
- 電車・鉄道スポット「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の所在地は、青森県青森市柳川1丁目です。
- アクセス
- 電車・鉄道スポット「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」は、JR奥羽本線、津軽線、青い森鉄道線の青森駅から、徒歩およそ5分です。駐車場は、無料で利用できます。
- 料金
- 電車・鉄道スポット「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」の観覧料は、大人510円、高校生と中学生310円、小学生110円です。近隣の観光施設「ワ・ラッセ」「アスパム」との共通券もあります。
- 見学所要時間の目安
- 45分から1時間程度。
- 公式サイト
- 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸