新学習指導要領に準拠
JR東日本が2023年3月28日(火)、おしごと体験学習「ことむすび」の販売開始について、発表しました。
仕事の現場でのリアルな体験と、新学習指導要領に準拠した座学を通して、学校の勉強の理解につなげるもの。各教科に関連づけた体験と座学で、学校の勉強が分かり、面白くなるといいます。
この「ことむすび」は、「体験」と「座学」を軸にした構成で、1.5時間から2.5時間の内容。「体験」では、普段は見られない、入れない実際の仕事の現場でのリアルな体験を楽しみ、知的好奇心を高めるとのこと。そして「座学」では、新学習指導要領に準拠した内容をもとに、実際の仕事に従事する社員が、子どもの目線にあわせて開設。体験を学校の勉強につなげるそうです。
また終了時には、自宅での振り返りに役立つオリジナル教材を渡し、学校の勉強への興味・関心をさらに広げてもらうといいます。
このたび販売される「ことむすび」の商品は、次の通りです。
- 運転士・車掌編
- 「電気の通り道」をつくることで電車が動いていることや、ICT技術が鉄道の安全・安定輸送を支えていること、実際に電車を動かす運転士・車掌の仕事について学ぶ。
- 駅の仕事を支える機械編
- Suicaや自動改札機、ホームドアなど、駅の仕事を支える機械の仕組みに「磁力」の原理が応用されていることや、技術開発・保守など機械技術者の仕事について学ぶ。
- 電車を動かす電気の力編
- 電車を動かすための「電気の通り道」や、その通り道を流れる「電流の働き」、電気の変換による「電気の利用」、そしてこれらに携わる電力技術者の仕事について学ぶ。日本電線工業会からの協力を得て、「電気の通り道」を構成する「電線」についても学ぶ。
それぞれ4月29日(土)から5月6日(土)にかけて、東京近郊で複数回を開催。小学1年生から6年生までが対象で、18歳以上の保護者と2名1組で参加します。価格は、1組8500円から1万4500円。「JRE MALL」で購入が可能です。
JR東日本は、夏休みや連休などを中心に、随時「ことむすび」商品を販売していくとのこと。また、鉄道以外のさまざまなテーマについても、JR東日本の事業領域の広さを強みに、体験商品の販売を予定しているといいます。